貧困のリアル

貧困のリアル · 2018/08/08
●「ある朝、起きたら母がいなくなっていた」 「北海道で生まれた」いう松田博さん(仮名・20歳)は、本籍が見当たらない。 松田さんが現れたのは年の瀬も押し詰まった12月25日。「所持金500円で、住むところも食品もない」と現れた。年末なので生活保護の申請も役所が休みになるのでできず、年明けまで緊急措置としてフードバンクの倉庫に泊めることにした。...
貧困のリアル · 2018/08/03
●足元見られないように生きてきた  いま、福祉系大学の社会人学生(通信)をやっている主婦の宮村広美さん(仮名42歳)は、母子家庭に育った。3歳の時に親が離婚、母と妹の3人で市営住宅の長屋の暮らしだった。30数年前のパートの事務員の給料は安く、生活保護を受けていた。広美さんも小2で洗濯、小3で料理もしていた。...